固定費で浮いたお金、どこに置く?|30代会社員が新NISAでS&P500と日経に積立てている理由

投資

固定費を見直すと、毎月の手元に少しだけ余白ができる。

問題はその次だ。浮いたお金を、どこに置くか。

自分の答えは「銀行に寝かせない」だった。新NISAのつみたて投資枠で、S&P500と日経平均のインデックスに積立てている。FIREを意識する30代会社員として、なぜ貯金ではなく積立を選んだのか。乗り換えで楽天証券からSBI証券に移したリアルな経緯も含めて、正直なところを書く。

※この記事は個人の実体験と考え方の記録です。投資助言を目的としたものではなく、特定の銘柄や商品の購入を推奨するものでもありません。筆者はFP等の資格を持たない一会社員です。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。


この記事で分かること

  • 固定費で浮いたお金を「現金のまま持たない」と決めた理由
  • 新NISAのつみたて投資枠でインデックスを選んだ考え方
  • 楽天証券からSBI証券に乗り換えた経緯と、そのとき面倒だったこと
  • 積立を続けるうえでの正直なしんどさ(年1回の急落とどう付き合うか)

なぜ「現金のまま」にしなかったのか

固定費の見直しで浮いたお金を、最初は普通預金にそのまま置いていた。安心ではある。減らないから。

でも、ある時から「減らないけど、増えもしないし、実質は目減りしている」と感じるようになった。物価が上がっていく中で、現金の価値は静かに下がっていく一方だ。手元に置いているだけで、何もしていないようでいて、実は少しずつ負けている感覚があった。

FIREを意識し始めてから、自分の中で軸がひとつに定まった。入金力 × 複利を、できるだけ長い時間かけて効かせる。これが会社員の自分にとって、一番現実的な勝ち筋だと思っている。

派手な一発ではなく、毎月の入金を淡々と続けて、時間に働いてもらう。固定費を削って生まれた余白を、そのまま積立に回す。守り(支出を削る)と攻め(投資で増やす)が、ここでつながった。

固定費の見直しそのものについては、別記事「[固定費見直しの実体験](#23)」にまとめている。この記事は、その”浮いたお金の行き先”の話だ。


何に積立てているか:S&P500と日経のインデックス

選んだのは、新NISAのつみたて投資枠でのインデックス積立だ。

個別株を選ぶ自信も時間もなかったし、そもそも自分がやりたいのは「銘柄当て」ではなく「市場全体に淡々と乗り続けること」だった。インデックスは、まさにそれをするための道具だった。

積立先は、米国株のS&P500と、日本株の日経平均。世界全体に広げるオルカン的な選択肢とも迷ったが、自分は「成長を信じている米国」と「自分が生活している日本」の two-track にする形に落ち着いた。ここは完全に好みと納得感の問題で、正解はひとつではないと思う。

毎月の積立額は、固定費の見直しで浮いた分をベースにしている。無理に生活を削って捻出するのではなく、「削れた分をそのまま回す」から、家計的にも心理的にも続けやすい。背伸びした金額にしないことが、自分にとっては継続の最大のコツだった。


楽天証券からSBI証券に乗り換えた話

正直に書くと、最初の口座は楽天証券だった。

今年、これを一度売却して、SBI証券に移している。きっかけはポイント還元やクレカ積立まわりの条件を見直したことで、自分の使い方だとSBIの方が噛み合うと判断したからだ。

ただ——ここは正直に言う。乗り換えは、思っていたより面倒だった。

一度売却して現金化し、改めてSBIで積立を組み直す形をとった。この「一度売る」という判断は、含み益や取得タイミングの考え方も絡むので、誰にとっても最適というわけではない。自分は自分の状況で納得して動いたが、これから始める人は、最初から長く付き合えそうな証券会社を選んでおく方が、こういう手間は避けられる。

もしこれから口座を開くなら、自分は今ならSBI証券を選ぶ。乗り換えのときに感じた面倒を、最初から踏まなくて済むからだ。

正直なデメリット:ガチホは、わりとしんどい

ここが一番、正直に書きたいところだ。

インデックスの長期積立は「ほったらかしでいい」とよく言われる。半分は本当だ。でも、もう半分は——年に1回くらい、めちゃくちゃ下がる時期が来る。資産が目に見えて減っていくのを眺めながら、それでも売らずに持ち続ける(いわゆるガチホ)のは、口で言うほど簡単じゃない。

自分の経験では、こういう急落は結局これまで時間が経てば戻ってきた。だから「狼狽して売らない」が大事だ、というのは頭では分かっている。

ただ、ここで「だから絶対に戻るから大丈夫」とは書かない。過去がそうだったというだけで、未来が同じである保証はどこにもないからだ。「結局戻る」のは経験則であって、約束ではない。この区別をごまかさないことが、長く続けるうえで一番大事だと自分は思っている。

だから自分が決めているのは、シンプルに2つだけ。

  • 急落しても、生活防衛資金には手をつけない範囲でやる(だから余白=浮いたお金の範囲に留める)
  • 下がっている時期に資産画面を開きすぎない

派手さはないが、この2つを守れているから、急落の年も積立だけは止めずに済んでいる。


まとめ:守りで浮かせて、攻めで時間に働いてもらう

整理すると、自分のやっていることはこれだけだ。

  1. 固定費を見直して、毎月の余白をつくる(守り)
  2. その余白を、新NISAのインデックス積立にそのまま回す(攻め)
  3. 急落の年も、余白の範囲だからこそ止めずに続けられる

入金力 × 複利は、地味で時間がかかる。でも会社員の自分が再現できて、かつ無理なく続けられる方法は、結局これだった。固定費という”守り”があるから、投資という”攻め”を慌てずに続けられる。この2つはセットだと思っている。

現金で持っておく安心も否定しない。ただ「全部を現金で寝かせておく」よりは、削れた分くらいは時間に働いてもらう方が、自分には合っていた。

⚠️ もう一度だけ。これは個人の体験と考え方の記録であり、投資助言ではありません。投資は元本割れの可能性があり、過去の値動きが将来を保証するものではありません。判断はご自身の状況に合わせて、必要なら専門家にも相談のうえで行ってください。


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