AIエージェントに副業の作業を任せて4か月|Claude Code・Codex・Antigravityの正直な使い分けと、”3日で消えたモデル”の教訓

AI

副業のブログ運営とYouTube制作を、30代の会社員が本業の合間に回せているのは、作業の多くをAIエージェントに任せているからだ。

ただ「AIに任せる」と言っても、いまは選択肢が複数ある。自分はメインにClaude Code、次点でChatGPT Codex、そしてGoogle Antigravityを試した。実際に手を動かして分かった、それぞれの立ち位置と使い分けを正直に書く。

そして記事の最後に、2026年6月に起きた”あるモデルが3日で消えた事件”にも触れたい。便利なものほど、1つに依存すると怖い——それを実感させられる出来事だった。


この記事で分かること

  • Claude Code・ChatGPT Codex・Google Antigravity を実際に使った正直な使い分け
  • メインをClaude Codeに据えている具体的な理由
  • Codexを「避難先」「並列作業役」として使う実用的な運用
  • Antigravityを触ってみた率直な第一印象(過大評価はしない)
  • “3日で消えたモデル”が突きつけた、1ツール依存のリスク

※AIサービスの料金・仕様は変動が激しい領域です。本記事は2026年6月時点の筆者の実体験に基づく記録であり、各サービスの最新の提供状況は公式情報をご確認ください。


メイン:Claude Code(コーディングによる自動化の主力)

自分の作業の中心はClaude Codeだ。使い方を一言でいうと「コーディングによる自動化」。

このブログ運営自体が、WordPressへの投稿を自動化するパイプラインの上に乗っている。記事の下書き投入、アフィリエイトリンクの差し込み、フォーマットの定型化——こうした繰り返し作業を、Claude Codeに組んでもらった仕組みで回している。

メインに据えている決め手は、**「最後までやりきる自走性能」**だ。曖昧な指示でも意図を汲んで動いてくれて、しかも出来上がりの修正が少なくて済む。コーディングの精度が高いから、組んだ後の手戻りが小さい。本業がある身で可処分時間が限られている自分にとって、この「任せたら、ほぼ完成して返ってくる」感覚が一番ありがたい。

Claude Code自体の詳しいレビューは別記事にまとめている。


次点:ChatGPT Codex(避難先+ローカル並列の働き役)

次に使っているのがChatGPT Codex。Claude Codeとは役割が違っていて、自分の場合は主に2つの場面で使う。

ひとつは、Claude Codeで作ったパイプラインを、ローカルで並列に稼働させる作業。メインで設計したものを動かしたり、ときには手を入れて改造したりする実働部隊として使っている。

もうひとつは、現実的だが地味に効く理由——Claude Codeのトークン(利用枠)が切れたときの避難先だ。ヘビーに使っていると枠を使い切ることがあり、そのときに作業を止めないための二台目として機能している。「メインが詰まっても、手が止まらない」状態を作れるのは、実務上かなり大きい。

ChatGPT codexの話は別記事でも触れている。


試した:Google Antigravity(正直、まだ触りきれていない)

Google Antigravity 2.0もセットアップして試した。

狙いは、Codexでローカルにやっているような並列・自動の作業を、クラウド上で同じようにできるかを確かめることだった。方向性としては面白いと感じた。

ただ、ここは正直に書く。自分はまだ十分に触れていない。 インターフェースが英語なこともあって、腰を据えて使い込むところまで行けていないのが実情だ。だから「良い/悪い」を断言できる段階にない。セットアップして可能性を確かめた、というのが今の正確な立ち位置だ。

過大評価も過小評価もせず、現時点では「テスト導入してみた候補」として置いておく。本格的に使い込んだら、改めて追記したい。


2026年6月、”3日で消えたモデル”が突きつけたこと

この記事を書いている直前、AI業界で象徴的な出来事があった。

Anthropicが新しく公開した最上位モデル「Claude Fable 5」が、公開からわずか3日で、全ユーザー向けに停止されたのだ。理由は技術的な失敗ではない。米政府が国家安全保障・輸出管理を根拠に、外国人によるアクセスを禁じる指令を出し、Anthropicがそれを遵守するには全顧客向けに無効化するしかなかった、という外部要因による停止だった。

※補足:他のモデル(Claude Opus 4.8 など)は影響を受けず稼働を継続している。またAnthropicは「狭い脆弱性の指摘を理由に商用モデルを撤回するのは過剰」との立場を示し、アクセス復旧に向けて動いていると表明している。あくまで2026年6月時点の状況だ。

自分はそこまで大規模なパイプラインを1モデルに固めているわけではないので、実害は小さかった。それでも、この事件には素直にこたえるものがあった。

正直に言うと、Fable 5の自走性能は素晴らしくて、メインでガリガリ使いたいと思っていた矢先だった。それが、自分のミスでも品質の問題でもなく、まったく手の届かない外部の事情で、ある日いきなり使えなくなる。これは「優れたツールほど怖い」という現実を、これ以上ないくらい分かりやすく見せてくれた。


結論:1つに惚れ込まず、役割で分散させておく

今回の件で、自分の中の方針はむしろはっきりした。

どれか1つのAIエージェントに業務を全部預けるのは、効率的に見えて脆い。性能が一番高いツールに惚れ込んで全集中したくなる気持ちは分かる(自分がFable 5にそうなりかけた)。でも、そのツールが外部要因で消えた瞬間、副業そのものが止まる。

だから自分は、メインはClaude Codeに据えつつ、Codexを実働&避難先として持ち、Antigravityのような新顔も触っておく。この「主力+控え+偵察」の三層を、あえて崩さないようにしている。

  • メイン(主力):Claude Code ── 自走性能と精度で中心を担う
  • 次点(控え・実働):ChatGPT Codex ── 並列稼働と、枠切れ時の避難先
  • 試用(偵察):Google Antigravity ── 次の選択肢を絶やさないための定点観測

派手な最適化ではない。でも、本業を持ちながら副業を長く回すなら、「一番速い1台」より「止まらない仕組み」のほうが、結局は強いと思っている。3日で消えたモデルが、それを教えてくれた。


次に読む

タイトルとURLをコピーしました