「年会費無料で還元率1.2%」——この数字を見てリクルートカードを作った。
当時の自分はクレカ初心者で、ポイント還元率くらいしか比較軸がなかった。調べれば調べるほど「年会費無料カードの中では最強クラス」という評判が出てきて、迷わず申し込んだのを覚えている。
結論から言うと、リクルートカードは確かに優秀だった。でも今の自分のカード構成には残っていない。
2年ほど使い続けてわかったこと、そして「卒業」した理由を正直に書く。
リクルートカードの基本スペック
まず前提として、リクルートカードのスペックをおさえておく。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本還元率 | **1.2%**(業界最高水準) |
| ポイント | Pontaポイント or dポイント(選択制) |
| 国際ブランド | JCB / Visa / Mastercard |
| 電子マネー | iD(Mastercard限定)/ QUICPay(JCB限定) |
| じゃらん・ホットペッパー利用時 | **3.2%還元** |
年会費無料カードで1.2%は本当に高い。楽天カードが1.0%、PayPayカードが1.0%の中で、0.2%の差は年間の支出次第で数千円変わってくる。
作ったきっかけ:シンプルに「数字に釣られた」
申し込んだのはクレカを本格的に使い始めた頃。
「どうせ使うなら還元率が高いカードを持っておきたい」という動機で、比較サイトをいくつか見た。年会費無料カードのランキング上位に必ず出てきたのがリクルートカードだった。
1.2%という数字は、当時の自分には十分な決め手だった。特にリクルート系サービスをよく使っていたわけでもないけれど、「汎用的に高還元なら何でも使える」と思って申し込んだ。
審査もスムーズで、1週間ほどで届いた。
実際に使ってみてよかった点
①とにかく還元率が安定して高い
使い始めてすぐに実感したのは「どこで使っても損した気がしない」こと。
コンビニでも、スーパーでも、ネットショッピングでも、基本1.2%がついてくる。特定の店舗だけ高還元、みたいな縛りがないのは思った以上に快適だった。
②じゃらん・ホットペッパービューティーが3.2%
旅行や美容院の予約をリクルート系サービスでするなら、3.2%という還元率は本当に強い。
自分は年に2〜3回旅行するので、じゃらんで宿を予約するたびにまとまったPontaポイントが貯まった。
③Pontaポイントは使い勝手がいい
ローソンとEneos、そしてau PAYへのチャージ経由でかなり使いやすい。特にローソン派の人には相性がいいポイントだと思う。
正直に言うと…不満だった点
①コンビニの特典が弱い
ここが一番のギャップだった。
後から三井住友カードを知って「コンビニ・対象飲食店でスマホタッチ決済すると最大7%」という仕様を見たとき、リクルートカードの1.2%がものすごく小さく見えた。
毎月コンビニで3万円使うとすると、1.2%なら360円分、7%なら2,100円分。この差は年間で2万円近くになる。
②ポイントの出口がやや限定的
Pontaポイントは使い道が広いとはいえ、最終的に「ローソンかEneos か au PAY」に集約される印象がある。PayPayやSuicaには直接使えない。
自分の生活圏がセブン-イレブン中心だったこともあって、Pontaポイントの消化が少し面倒に感じることもあった。
③カード自体の見た目・ブランド感がない
これは完全に主観だけど、財布から出したときの「おっ」感がない。プラスチックの質感も含めて、完全に実用品割り切りの設計。
「卒業」した理由
カード整理をしたのはゴールドNLの100万円修行を始めたタイミングだった。
修行中は「すべての支出をゴールドNLに集約する」必要があったので、リクルートカードをほぼ使わなくなった。修行が終わって改めてカード構成を見直したとき、リクルートカードが担っていたポジションがなくなっていた。
- コンビニ・飲食店 → ゴールドNL(最大7%)
- AIサブスク・ネット課金 → JCB W(1%+Amazonで2%)
- じゃらん予約 → JCB W(QUICPay対応で旅先も便利)
汎用1.2%の出番が、特定シーンに最適化された他のカードに食われていった。
年会費は無料なので解約はしていないが、財布には入れていない。「お守り」として持っているだけの状態になった。
リクルートカードが向いている人・向いていない人
向いている人
- じゃらん・ホットペッパービューティーをよく使う
- Pontaポイントを集中的に貯めたい(au経済圏・ローソン派)
- 最初の1枚として「シンプルに高還元なカード」を持ちたい
- コンビニよりネット通販の支出が多い
向いていない人
- コンビニ・対象飲食店での支出が月2万円を超える
- セブン-イレブンをよく使う(Pontaとの相性がやや弱い)
- 複数カードを使い分けて最大化したい(他のカードで代替可能)
まとめ:「最初の1枚」としては今でもアリ
リクルートカードを否定したいわけではない。年会費無料で1.2%というスペックは、今も業界トップクラスだ。
ただ、クレカの使い方が洗練されてくると、「汎用的に高還元」よりも「使うシーンで最大化できるカード」の組み合わせが強くなる。
自分の場合、その組み合わせが「ゴールドNL+JCB W」になっただけで、リクルートカードが弱かったわけじゃない。
クレカをこれから作る人、1枚目を選ぶ人には今でも普通におすすめできる。ただし2〜3枚目を検討し始めたら、コンビニ還元率の高いカードと組み合わせることを考えてみてほしい。


